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ドライフラワーギャラリー⁂ふくことカフェ  1級建築士とインテリアデザイナー夫婦が自宅<農業納屋>をリノベーション。

リノベのイロハ塾「あけてみないと分からない不安」編・其のⅠ

リノベーションの
大きな「不安」のひとつ

工事を始めてみないと
分からない中身・・・という事。
施主のみなさん!!怖い・・・ですよね~~(汗)
作り手(ワタシ達)もドキドキなのです。

素人(スミマセン)の施主さん
始まってからここも、あそこも
触らねば・・・と言われたら
もう逃げられない!!!
ソコが怖いのですよね。

それは主に
解体してみての内部の事・・・
壁の中、天井裏、床下の様子、柱の状態や下地・・・

その見極め
できるだけ早く、的確に判断して
お客様の不安を受け止める事も
大きな仕事だと思っています。
いろんな現場の経験があると予想がついて
結構分かるらしい・・
実は
いまの現場
当初思っていた工事のボリュームが
凄く大きくなっています。
ワタシ的には
申し訳なくて・・・・
業者として
最初にお話をヒアリングする時
大雑把な予算と
その予算でできる範囲を
おしらせします。

でもね、
その予算範囲では手をつけられない
箇所があるなら
それが分かったなら
プロとして正直に、もっと正確に
ここは「外せない!!」という部分を
お伝えせねば。
たとえお聞きしていた予算を
大きく逸脱しても
言い難くても、びっくりされそうでも
お伝えせねば。
工事の意欲が折れちゃう事があっても・・・

それでも工事を始めてから
ここも、あそこもヤバいですよ!
って増えるより親切でしょ・・・

そこ!なのです。
業者として
営業的に工事を大きくすることは
絶対にNGですが
(世の中多いので気を付けて!)
じぶんの眼に自信を持って
きちんと告げる
その上でお客様にボールを投げる
こういう状態ですが
どうするか・・・・???
あの手この手も用意して
お客様の気持ちをくみ取りながら。

難しいですよね・・・
今回の現場。
海の近くで潮風にあたり
40年越えのオウチは
外部の傷み、劣化が
進んでいました。
軒や庇
板金の錆びから金属が劣化して
一部穴があき風雨に雨が中に沁み入り
軒天の板や壁の中の柱にまで伝って
大変な状態に。
リノベのイロハ塾「あけてみないと分からない不安」編・其のⅠ_e0359584_00530690.jpg
<写真は軒先や庇をやり直し中>



チョット長くなりそうなのでここで
ひと切り。

其のⅡへつづく



岡山在住、もしくは近隣にお住まいの方
是非建築談義・相談にお越し下さい。
(納屋Cafeでお待ちしています!)

ワタシ達世代の「新築至上主義」から
脱却し少しづつ古い物を見直す流れが
若い人を中心に起こっています。

この流れはとても良い事だと思っていますが
間違ったリノベーションが横行し始めている事も
事実です。きちんと素敵に適正価格・・・・で
若い人も、アラ還世代にもリノベはおススメです。



1級建築士事務所 あたらし屋(夫)
FUKUKOTO HANDWORKS(妻)
毎月第1金・土OPEN 不定休
イベントと重なる事があります。お問合せください。
お問合せはメールにてお願い致します。

〒709-0625 岡山市東区上道北方 265
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by nayacafe-2950 | 2018-03-17 13:12 | リノベのイロハ塾